化すればΦ1が変化し、Φ1の一部Φ2もまた変化し、電磁誘導によって二次コイル(S)に起電力が生じる。この現象を相互誘導という。
図2・20
2・8・2相互インダクタンス
上記二次コイル(S)における起電力esは次のようになる。
自己インダクタンスの場合の(2・17)式と同様に磁束と電流は比例するから
とかける
(2・19)式を(2・18)式に代入して
ここで、Mは相互インダクタンスと呼ばれ、二つのコイルの形状、相互位置及びその周囲の物質の透磁率によって定まる値である。相互インダクタンスも単位はLと同じくヘンリーである。
(5・20)式から
また、
と表される。
2・9 電磁結合
図2・20のようにPとSとのコイルが、磁束を仲介として結合しているとき二つのコイルPとSは電磁結合しているという。今Pコイルの自己インダクタンスをL1、Sコイルの自己インダクタンスをL2、相互インダクタンスをMとしてこれらの関係をみよう。
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